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宮尾登美子

ゴールデンウィークだというのに、どこにも行く予定が無く、嫁さんと二人でボーっとしていたら突然嫁さんの学生時代の友人が高知に訪ねてきた。
雨模様なので、残念ですねーという話をしていたら、なんでも友人のご主人が宮尾登美子さんの大ファンで、連休を利用して大阪から「宮尾登美子を訪ねる旅」を自主企画してやってきたということでした。
私と嫁さんと友人はホテルのティールームでダベッっていたのですが、ご主人はボロボロになった宮尾登美子著の「櫂」と高知市の地図をもって雨の町を探索していた様子、昼食を一緒に食べませんか?と連絡したら、ずぶ濡れで宮尾登美子氏の生家らしき場所のちかくでたっていました。

宮尾登美子氏は健在ですので、記念碑をはじめ目だった資料は何もありません。
むむ、これは高知県民の接待精神に反するぞ、と思い立って彼を車に乗せ、小説の内容を検討して、当時の情報を知っている私の母親なんかに連絡を取って、小説の色々なシーンの場所を特定する小旅行で今日一日を過ごしました。

私自身「櫂」も「陽暉楼」も読んだことが無く、彼の持っていたボロボロの「櫂」とその他の小説の記憶を頼りに高知市内を中年夫婦2組でぐるぐる巡ったのでありました。

子供のころ色んな想像をしながら探検をした、あのイメージがフツフツと甦り、ほんとに楽しい小旅行となったのでした。

最近、文学に触れることは本当に少なくなっていて、読む本といえば、情報処理関連やらマーケティング関連のものばかり、、暇つぶしに読んだのも推理小説のみ。
これでは心に艶がなくなるぞ、とすんごーく感じてしまいましたね。

明日は「櫂」でも買ってきて読書にふけろうかな。

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