阪神タイガース

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はっきりいってプロ野球にはあまり興味がなかった。
といって全く見たことがないと言うわけではなく、TV中継を横目で見るくらいのことはしていたし、相手のひいきチームの話題に話をあわせるくらいのこと出来ていたんだけれど、熱狂的にチームを応援したり、TVの野球中継を欠かさず見ている人たちの気持ちはぜんぜん理解できなかった。

学生のころは六大学で母校の応援に行ったり、優勝したときの提灯行列で大騒ぎをしたりしていたのだけれど、それ以降は全く興味がないに等しい数十年を過ごしていた。

そんな私が突然阪神ファンになってしまった、、、

きっかけは昨日の一日

熱狂的な阪神ファンの友人の「甲子園に一緒に行こう」という誘いに、一回くらい行ってみようかね、と高知から車を飛ばして友人4人で甲子園球場に行くことになった。
向こうに着くや否やその友人が「お前も応援グッズが要るな」と言って、タイガースの法被(ユニフォームは私の体には小さすぎた、、)、応援バット2本、金本選手の応援マフラータオル、今岡選手の汗止め、7回の攻撃用の風船、勝利用の風船などごっそりと買ってくれた。(唖然)
50歳に近い男4人が阪神グッズを身にまとって甲子園球場に向かっていくことになった。

ここら辺までは、まだ面白半分でエセ阪神ファンを気取っていた。
ところが球場に入り、試合が始まるや否や私の中で何かスイッチが入ったような気がした。
5万人近くいる人間の殆どがものすごいテンションで一人の選手を応援し、応援バットを打ち鳴らし応援歌を歌い狂喜乱舞するその中で私も何故か同じテンションで狂喜乱舞していた。

試合は序盤に5点差をつけられていた阪神が一気に追いつき、8回の裏に今岡のホームランで逆転、そのまま勝利となった。

持っていた風船もすべて空中に舞わせ六甲おろしの大合唱も声がかれるほどの声で歌っていた。

これは祭りだ。
5万人のSingOut、そう、実は私は詩を歌うことが結構あるのだけれど、10人くらいで歌った曲のハーモニーがびしっと合ったあの感覚に似ている。しかもハーモニーのメンバーは5万人。

というわけで、突然阪神ファンになってしまった私です。
でもまだエセ阪神ファン、TVではあまり熱狂できないのでした(今日は負けちゃったし、、)
やはり甲子園に行かなくっちゃね。(チケットは友人が内野席を年間で抑えてあるので心配ないしね)

今回の甲子園はは勝利のハーモニーだったけれど、敗北のハーモニーはどんなんだろ?ちょっと恐ろしい。

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このページは、gonchanが2004年6月13日 21:33に書いたブログ記事です。

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